最近も、18歳未満の少女を風俗店で働かせたとして、店のオーナー等が逮捕されるといった事件が後を絶ちません。中には、中学生の少女がホステスのような接客を行ったり、性的サービスを提供するといったケースもあります。

1.「私の経営する風俗店で、18歳未満に性的サービスをさせました。どのような罪になるのでしょうか。」
児童福祉法違反を問われる可能性があります。

児童福祉法第34条
何人も、次に掲げる行為をしてはならない。
(略)
六 児童に淫(いん)行をさせる行為

児童福祉法第60条第1項
第34条第1項第6号の規定に違反した者は、10年以下の懲役若しくは300万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。

2.「私の経営するキャバクラで、中学生の少女に接客をさせました。どのような罪になるのでしょうか。」
児童福祉法違反・風俗営業法違反を問われる可能性があります。

児童福祉法第34条
何人も、次に掲げる行為をしてはならない。
(略)
五 満15歳に満たない児童に酒席に侍する行為を業務としてさせる行為

児童福祉法第60条第2項
第34条第1項第1号から第5号まで又は第7号から第9号までの規定に違反した者は、3年以下の懲役若しくは100万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。

風俗営業法第22条
風俗営業を営む者は、次に掲げる行為をしてはならない。
(略)
三 営業所で、18歳未満の者に客の接待をさせ、又は客の相手となってダンスをさせること。

風俗営業法第50条
次の各号のいずれかに該当する者は、1年以下の懲役若しくは100万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。

3.「私が勤めている風俗店で、18歳未満の少女も働いていたようです。私も捕まってしまうのでしょうか。」
あなたが経営者の1人として名を連ねていたのであれば、法律違反に問われる可能性があります。「知らなかった」という言い分はまず通りません。なんら過失がなく知らなかった場合は罪に問われませんが、身分証明書による年齢確認等が当然求められ、それを怠っていた場合は、過失ありと認定されるでしょう。
一方、あなたが一従業員にすぎず、とくにその児童と関わりがなかった場合は、法律違反に問われる可能性は低いでしょう。ただ、捜査の初期の段階では、どこまでの人が関与しているのか明確に分からないため、とりあえずは警察に連行されてしまうおそれがあります。お店が摘発された際に居合わせた場合は、ひとまず警察署まで連れて行かれることがあるということです。

4.「私が経営する飲食店で、中学生の子をアルバイトとして雇っています。風俗店ではなく、ごく普通の定食屋ですが、問題ありますか。」
労働基準法違反を問われる可能性があります。

労働基準法第56条
使用者は、児童が満15歳に達した日以後の最初の3月31日が終了するまで、これを使用してはならない。

法律上例外的に認められる場合もありますが、とくに中学生の場合、極めて限定された場面でしょう。事前に、最寄りの労働基準監督署等に相談する必要があります。

※注意※
上記は、対応できる相談の一例です。実際の相談例ではありません。弁護士は実際の対応できる相談に対しては守秘義務を負っています。インターネット上で対応できる相談の詳細を公開することはありません。秘密が外部に漏れることは絶対にありませんので、ご安心ください。